著者のコラム一覧
松平健俳優

1953年11月、愛知県豊橋市生まれ。7人きょうだいの末っ子。78年、24歳の若さで「暴れん坊将軍」の主役を務める。2004年に「マツケンサンバⅡ」が大ブレークし、NHK紅白出場。新曲「マツケン・アスレチカ」(徳間ジャパン)を発表。

音楽で認知機能改善が 新曲は老人ホームでの体操も想定

公開日: 更新日:

 ド派手な衣装で歌って踊る「マツケンサンバⅡ」が大ヒットしたのは2004年のこと。暮れのNHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。

「この前、認知症予防の専門医と話す機会があり、たまたまサンバの話になった。先生がおっしゃるには、高齢者の認知機能改善には『音楽を聴く』『曲調に乗って体を動かす』といった行為がいいらしく、特にサンバ調のああいう楽しく踊れる歌がいいらしいのです」

 満を持して先日発表したのが、「マツケン・アスレチカ」だ。アスレチカとは、まさに運動の意味。作詞・吉峯暁子、作曲・宮川彬良、そして振り付けはマジーこと真島茂樹が担当と、「マツケンサンバⅡ」と同じスタッフが全面的にバックアップ。ド派手な衣装はさらにスケールアップしている。

「マツケンサンバに関しては、高齢者層を意識して作ったものではありません。舞台公演の歌謡ショーのフィナーレを飾る曲としてふさわしい、華やかさを考えて作ったもので、実際のところ、ヒットする10年も前から歌っていた曲なのです」

 テレビCMやCS放送で注目され、10年後にたまたま評価された。真島とは生まれも育ちも違うが、同学年ということもあって20代のころから気心が知れた。元日劇のトップダンサーであった真島は、後に森繁久弥のミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」や、「王様と私」、舞台「星降る里」などに欠かせない俳優として活躍した。松平は若いころに日劇の大ファンで、劇場に通っていたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった