著者のコラム一覧
安倍里葎子歌手

1948年、北海道札幌市生まれ。70年に「愛のきずな」でデビュー。83年、橋幸夫とのデュエット曲「今夜は離さない」が大ヒット。その後、桜木健一、松方弘樹らとデュエット曲を次々と発売し、デュエットの女王の異名を得る。

娘の元気な姿を見せることも介護のひとつの形だと思う

公開日: 更新日:

 6年前から自宅で母親(90)の介護を真摯に続けながら、歌手活動を両立させている安倍里葎子さん(70)は、来年デビュー50周年を迎える。

「50年という歌手の節目ですから、全国50カ所でコンサートやディナーショーを企画しています」

 前向きな発言だが、ひとりで母親を介護する心身的苦労は半端ではない。

 最初、両足が不自由な母を自宅で介護したが、体力が追い付かず、仕事に支障をきたすようになる。ひとり介護は1年で卒業してケアマネジャーの助けを借り、ショートステイを経ていまは「小規模多機能型居宅介護施設」(1割負担。本人の選択で通い、宿泊が自由な施設)を利用するようになったという。

 でも安倍さんは、できる限り自宅で生活させてあげたいと、月の3分の1は老人ホームに母親を迎えにいく。

「基本的に母親は車椅子生活です。24時間気が抜けない身の回りの世話で、私も倒れたらどうしようもありません。歌手活動も介護も、歯を食いしばって頑張っているの」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  4. 4

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 5

    池田瑛紗は藝大浪人中に乃木坂46に合格 高校も“私立女子御三家”女子学院卒の超才媛

  1. 6

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  2. 7

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  3. 8

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  4. 9

    ポップの本質からズレた、山下達郎の一連の発言への違和感

  5. 10

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も