グラウンドに立ちたい…鈴木康友さん骨髄異形成症候群との闘い

公開日: 更新日:

 僕の命を救ってくれたのは16年10月に生まれた男の子の赤ちゃんです。中部臍帯血センターから送られてきたという以外、お互いの情報は知らされていませんが、いつかまたユニホームを着てグラウンドに立てたら、ご両親へも恩返しになるかな……。

 今や日本は2人に1人ががんを患う時代です。僕のように比較的若くして病気になられた方は、闘病しながら今後の仕事に不安を抱いていると思います。

 僕が元気になって仕事復帰することで、未来に希望を持っていただけたらと、微力ながら勝手に思っています。 

(聞き手=松永詠美子)

▽すずき・やすとも 1959年、奈良県生まれ。天理高校卒業後、1978年に内野手として巨人に入団。西武中日、再び西武と渡り歩き、92年に現役を引退した。その後、西武、巨人、オリックス楽天の一軍コーチなどを務め、2017年には独立リーグの四国アイランドリーグplus「徳島インディゴソックス」のコーチに就任して優勝を果たす。現在は長男の母校である立教新座高校野球部非常勤コーチを務めつつ野球評論家として活動。今年、聖火ランナーとして奈良県を走る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ