自宅でできるコロナ検査キット 米国食品医薬品局が初承認

公開日: 更新日:

(特別寄稿=医事ジャーナリスト・志村岳)

 4月21日、FDA(米国食品医薬品局)は、自宅に居ながらコロナウイルスの検査ができる検査キットを始めて承認した。「LabCorp COVID-19 RT-pcr Test」と呼ばれる検査キットがそれで、製造元は医療機器開発、生産の大手「ラブコープ・ラボラトリー」という企業である。

 新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が生じてから、現在、FDAに対しては世界中から何百種類もの検査キットの承認申請が寄せられてきているが、患者(被験者)が自宅に居ながら簡単に検査結果が得られる検査キットの承認は初めてだ。FDAの担当官は次のように申請から承認までの経緯を語っている。

「これまで病院内で、あるいはクリニック内で使用できる検査キットは開発されていたが、自宅内で被験者本人が簡単に、正確に、安全に、しかも快適性を持って自分のコロナ感染の有無を調べることはできなかった。この間、この検査キットの安全性や耐久性、正確性などを、開発した企業、そして医師や看護師など、医療関係者と共に検証、様々な側面から使用に耐え得るかどうかを調査してきたが、遂に合格点を与える段階にまで達することができて安心している」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった