著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」名誉院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

器質性EDではない証拠にも…「夢精」は恥ずかしくない

公開日: 更新日:

 思春期の頃に「夢精」を経験したことのある人は多いと思います。初体験のときにはビックリしたと同時に、パンツを汚してしまい何か罪悪感のようなものを感じたことだと思います。

 しかし、性行為やオナニーをしていないにもかかわらず、無意識に射精が起きてしまうことは、誰にでも起こり得る生理現象で「遺精(いせい)」といいます。遺精には大きく2種類あり、昼間の覚醒時に起こるものを「昼間遺精」、夜間の睡眠中に起こるものを「夜間遺精(夢精)」といいます。

 夢精は一生起こらない人もいますが、最初に経験するのは11~14歳ごろの2次性徴のときが多いようです。それは精液が活発に産生され始める年頃だからです。精液をためておく精嚢(せいのう)は、およそ3日で満タンになります。

 大人の体であれば通常、古くなった精液はタンパク質として体内に吸収されます。

 しかし、思春期の頃は古い精液を吸収する機能が未発達です。それにオナニーがまだ習慣化されていないので、満タンになった精液が新しい精液に押し出されるように夢精が起こるのです。

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