コロナ第8波を乗り切るために…年末年始は「空気感染対策」をあらためて見直したい

公開日: 更新日:

 空気が乾燥する冬は、ウイルスを含んだ飛沫核がより細かい粒子となって長時間漂うため、さらに空気感染のリスクがアップする。マスクだけでは予防できないと認識し、室内を漂う飛沫核を屋外に排出するためにあらためて「換気」を見直すべきだという。

「定期的に室内の空気を循環させて“たまり場”をつくらないことが重要です。理想は窓を開けっ放しにしておく常時換気ですが、気温が低い冬ではなかなか難しい。WHOや米CDCの報告では、換気が1時間に2回以下になると、ウイルスの拡散に有意な関連があるとしています。ですから、換気は最低でも1時間に2回以上の頻度で行うようにします」

 換気をする際のポイントは、空気の通り道をつくることを意識する。1カ所だけではなく、対角線上にある窓やドアを1カ所ずつ開けるようにすれば、開ける幅が5~10センチ程度でも十分に換気できる。

「窓やドアが1カ所しかない部屋などでは、外気を取り入れながら空気清浄機や扇風機を使って換気を補助するのも効果的です。空気の流れが悪くエアロゾルの発生が多いエリアに設置するのが基本です。また、市販されている空気清浄機の多くで使われているHEPAフィルターは、35.5分で99.97%のエアロゾルを除去することがわかっています。窓がない場合でも一定の効果が見込めます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった