力士だけじゃない… “現役引退後”の健康維持には食事と体重管理に気をつけるべし

公開日: 更新日:

 力士ほどではないが、引退後の体重管理に苦しむアスリートはいくらでもいる。現役の間は食べることも仕事の一部であり、無理して食べるクセがついているからだ。

 そもそも、運動した後は食べられないのが普通だ。ドレクセル大学院の研究によると、早歩き以上の中~高度の運動を60分以上した後から、食欲を促すホルモンであるグレリンが減少し、食欲を抑制するホルモンであるペプチドYYが急増したことがわかっている。

 つまり、アスリートはキツい練習後に食欲がなくても、仕事として頑張って食事を取っており、現役時代はそれが習慣化されている。

「現役時代に脳に刻まれた食事のクセを少しずつ直す必要があります。たとえば、練習前後の補食をやめること。これらは練習で補い切れないエネルギーを補うためのもので、引退後は必要ありません。また、アスリートは時期によっては炭水化物やタンパク質を多めに摂取しますが、それも必要ない。ですから、引退を決めたアスリートは3食の内容を見直す必要があり、栄養士に相談する人も多い」

 これはサラリーマンにも言えることだ、と古谷氏は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」