汗が多いのが悩み…単なる汗かきか、それとも「多汗症」か?

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 多汗症には主に3つの特徴がある。それは、「発症が幼少期で、治療しない限り老年期になっても続く」「常に発汗しているのではなく、多汗と無汗が交互にある」「左右同時に発汗がみられる」だ。

 わかりやすい判断基準としては、「同じ状況であるにもかかわらず、周囲の人と比べて明らかに自分は2倍以上の汗をかいている」。

「学生さんならテストなどで緊張を強いられると、多汗になる。テストの紙が汗でぐっしょり濡れて解答を書き込めない。そんな状態は間違いなく手のひらの多汗症です」

 足の裏の多汗で床で滑ってしまったり、手のひらの多汗で持ったはずの物を滑り落としてしまったり、体育などでは球技や鉄棒などの実技が難しい……。そんな症状で悩む人が多い。

■ボトックス注射の効果は?

 治療は、まず塗り薬。

「手やワキには塩化アルミニウムという塗り薬があり、こちらは薬局でも購入できます。医師の診察後に処方される薬としては、2020年に新薬として出たエクロックゲルやラピフォートワイプなどのふき取りタイプがある。今年の夏前には新薬として新しいローションも出る予定です」

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