米国で人気の「鼻づまり薬」は効果なし…米食品医薬品局発表で波紋
                         アメリカで市販されている風邪薬「鼻づまりを止める成分」には全く効果がない──。米食品医薬品局がこう発表し、驚きが広がっています。
 この成分フェニレフリンは、ナイキル、スダフェッド、タイレノールなどアメリカで最も一般的な経口風邪薬に含まれ、鼻づまりを解消する効果があるとされてきました。
 ところが食品医薬品局の発表によると、この成分は鼻に直接スプレーすれば有効ですが、経口摂取の場合、体内に吸収されるのはわずか1%で、効果は期待できないとのこと。これまでこうした風邪薬に頼っていた市民の間では、今後何を飲めばいいのか?と混乱が広がっています。
 それにしてもなぜ、全く効果のない成分が使われていたのでしょうか? 
 実は、かつて鼻づまりに効果があるとして風邪薬に入っていたのは、プソイドエフェドリンという成分でした。ところが1990年代のアメリカでは、覚醒剤を作るためにこの成分を抽出する事例が増加。そのためプソイドエフェドリンが含まれる市販薬は禁止されてしまいました。
                    

 
                             
                                     
                                        

















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                