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森大祐整形外科医

整形外科全般診療に長年携わる。米国トーマスジェファーソン大学で人工肩関節の臨床研究を行い、2000例超の肩関節手術を経験。現在は京都下鴨病院で肩関節や肘関節、スポーツ障害患者に診療を行う。サイトで整形外科疾患の情報を発信。

肩における「脂肪幹細胞移植」の効果はまだまだ未知数

公開日: 更新日:

 24人の腱板完全断裂の患者に対し、「脂肪幹細胞移植をした8人」「生理食塩水とフィブリンというタンパク質を注射した8人」「生理食塩水だけ注射した8人」の3つのグループに分け、比較検討しました。すると3カ月後、1年後の肩の痛みの減少や機能回復に、差は認められなかったという結果でした。

 脂肪由来幹間葉系細胞移植の治療の臨床研究は非常に乏しい。今後どういう研究結果が出るか、期待している面もあるのですが、現状では治療効果が未知数と言わざるを得ません。

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