著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

自分は幸運と思えば幸運な結果を、不運と思えば不運な結果を招く

公開日: 更新日:

 以前にもこのコラムで紹介した、ケルン大学のダミッシュらの研究チームが行った実験(2010年)は最たる例でしょう。

 参加者全員にパターゴルフをしてもらい、半数の人だけに「あなたの打つボールはラッキーボールです」と知らせ、打ってもらう。

 すると、ラッキーボールと告げられた半数の人のカップイン率は10球中平均6.75回、対して告げられなかった人たちは10球中平均4.75回でした。

 ラッキーボールと告げられた人たちの方が、カップイン率が35%もアップしたことからも分かるように、「自分は運がいい」と思い込むだけで、結果は違ってくるんですね。

 こうした幸運と不運に関する実験や調査は多く、中でもハートフォードシャー大学のワイズマンは、数多くの研究を行っています。

 たとえば、自分を幸運と思う人と、不運と思う人を集め、両方に新聞を渡し、その中に写真が何枚あるかを探させるという実験(03年)を行っています。


 実はこの新聞、ページの半分を占めるスペースに、高さ2インチを超える大きな活字で、「これを見たと実験者に言えば250ポンド(=約5万円)がもらえる」というメッセージが書かれており、実験の意図するところは写真を探すのではなく、このメッセージに気が付くことができるかというものでした。その結果、不運と思っている人ほど気付くことができなかったという結果が明らかになったそうです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に