災害時の応急処置(3)添え木や三角巾を使って固定することを考える

公開日: 更新日:

 災害時のケガとして多くの人が不安に思うことのひとつが「骨折」ではないだろうか。家が倒壊し、がれきの中で、自分あるいは家族が骨折して取り残され……。想像しただけでも絶望的な状況だ。そんな時、どのように応急処置をすればいいのだろう。

「病院で診てもらうまでは、できるだけ動かさないというのが原則です。変形した状態を元に戻す必要はありません」

 こう話すのは、東京消防庁救急部の上曽一永消防司令補だ。

「腕や足を骨折したときに、一般の方ができる応急処置となると、『添え木や三角巾を使用して固定する』ことを考えてください。悪化防止となり、移動する際の痛みを和らげることもできます。添え木に関しては、手近にちょうどいい長さの板がない場合もあるでしょう。その際は段ボールや新聞紙、雑誌などを添え木の代わりに使用してください」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった