災害時の応急処置(4)突き刺さっている異物をうかつに抜いてはいけない

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応急処置は「それ以上悪化させない」ためのもの

「ケガの応急処置は、病院に行くまで“つなげる”ためのものであって、それを行えば治るというものではなく、『それ以上悪化させない』ためのものです。応急処置をすることで、自分自身やケガをされた方の苦痛が少しでも軽減されればいい」

 そう話すのは、同じく東京消防庁の木村和巳消防司令(同㊧)だ。

「人口の多い東京都では、災害時にわれわれのような消防や救急隊、いわゆる公助がみなさんのもとに行ける可能性は高くないと思います。ですから、自助や共助がとりわけ必要になってきます。なるべく多くの方が応急処置の知識を持ち、災害に備えていただくことが重要です」

 首都直下地震はいつ発生してもおかしくないとされる。いざという時のために、さまざまな備えを心がけておきたい。 (おわり)

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