災害時の応急処置(4)突き刺さっている異物をうかつに抜いてはいけない

公開日: 更新日:

応急処置は「それ以上悪化させない」ためのもの

「ケガの応急処置は、病院に行くまで“つなげる”ためのものであって、それを行えば治るというものではなく、『それ以上悪化させない』ためのものです。応急処置をすることで、自分自身やケガをされた方の苦痛が少しでも軽減されればいい」

 そう話すのは、同じく東京消防庁の木村和巳消防司令(同㊧)だ。

「人口の多い東京都では、災害時にわれわれのような消防や救急隊、いわゆる公助がみなさんのもとに行ける可能性は高くないと思います。ですから、自助や共助がとりわけ必要になってきます。なるべく多くの方が応急処置の知識を持ち、災害に備えていただくことが重要です」

 首都直下地震はいつ発生してもおかしくないとされる。いざという時のために、さまざまな備えを心がけておきたい。 (おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒