災害時の応急処置(4)突き刺さっている異物をうかつに抜いてはいけない

公開日: 更新日:

応急処置は「それ以上悪化させない」ためのもの

「ケガの応急処置は、病院に行くまで“つなげる”ためのものであって、それを行えば治るというものではなく、『それ以上悪化させない』ためのものです。応急処置をすることで、自分自身やケガをされた方の苦痛が少しでも軽減されればいい」

 そう話すのは、同じく東京消防庁の木村和巳消防司令(同㊧)だ。

「人口の多い東京都では、災害時にわれわれのような消防や救急隊、いわゆる公助がみなさんのもとに行ける可能性は高くないと思います。ですから、自助や共助がとりわけ必要になってきます。なるべく多くの方が応急処置の知識を持ち、災害に備えていただくことが重要です」

 首都直下地震はいつ発生してもおかしくないとされる。いざという時のために、さまざまな備えを心がけておきたい。 (おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 2

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  5. 5

    維新の「議員定数1割削減」に潜む欺瞞…連立入りの絶対条件は“焼け太り”狙った露骨な党利党略

  1. 6

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 8

    「これが寝るってことだ」と感激…女優の岡崎友紀さん変形性股関節症との苦闘

  4. 9

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 10

    公然わいせつ容疑で逮捕→釈放も“連帯責任”…Aぇ! group草間リチャード敬太の芸能界復帰はイバラの道