著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【鶏ハツ】弱った「心」の働きを補い心臓トラブルの改善につながる

公開日: 更新日:

 最近、胸が痛んだり、息苦しい。それなのに、検査をしてもとくに心臓に異常はない……。心臓の機能に問題がないのに、胸痛、動悸、息切れといった症状が現れる「心臓神経症」。原因はストレスや過労などで、心臓の働きを活発にする交感神経が刺激されることによって起きるとされています。一般的な心臓病の場合、動いたり、興奮したときに症状が起きやすいのですが、心臓神経症の場合は、安静時でも現れるのが大きな特徴です。

 症状は左胸のごく一部に限られ、ズキズキ、チクチクした刺すような痛みがあり、手で押さえると痛みが増す傾向もあります。痛む時間は、心臓病発作の場合は15分程度で落ち着きますが、心臓神経症では1日中続くケースもあります。

 精神面の問題のため、命に関わることはありませんが、症状が続くと不安が増し、悪化してしまうこともあるので早めの改善が必要です。

 中医学では、心臓神経症は「心」と呼ばれる臓器の働きの低下が関連していると考えます。また、動悸も心の弱りが原因と考えます。心は血脈と血液循環機能をつかさどる臓器です。血を押し出し、全身に行き渡らせる働きをしています。この機能が低下すると、狭心症、心筋梗塞、不整脈といったトラブルを引き起こします。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    佐藤輝明&森下翔太の覚醒で阪神「歴史的大記録」達成の予感…実現すれば40年ぶりの快挙

  4. 4

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  5. 5

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  1. 6

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家

  2. 7

    三山凌輝がNYライブで復帰もファン真っ二つ…プロデューサーSKI-HIの“1億円頂き男子”擁護は正解か

  3. 8

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 9

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  5. 10

    巨人「松井秀喜監督」は完全消滅か、可能性あるか…恩師・長嶋茂雄さんは誰よりも願っていた