著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【アロニア】ポリフェノールはブルーベリーの3倍! 朝昼に摂りたい

公開日: 更新日:

 アロニアは北アメリカ原産の小さな黒い果実で、古くから北米の先住民族によって食料や薬用として利用されてきたと言われています。特に東ヨーロッパでは「健康の果実」と呼ばれて注目され、寒さに強く栽培がしやすいことから、広く栽培されるようになりました。

 アロニアが日本に導入されたのは1980年代。健康食品としての需要が高まり、現在ではアロニアは健康志向の食品としてさまざまな形で取り入れられています。

 そんなアロニアの果実には、「アントシアニン」という強力なポリフェノール成分が多く含まれており、目の健康だけでなく、体内で発生する酸化ストレスを抑える働きがあるとされています。その量は、なんと同量のブルーベリーのおよそ3倍! 酸化ストレスは体の細胞を傷つけ、老化や病気の原因になることが知られているので、ポリフェノールがこれを抑制することで、アンチエイジングや血管の健康維持に役立つと言えるでしょう。

 アントシアニンは朝や昼に摂ることで、この豊富な抗酸化作用が日中の酸化ストレスを軽減し、細胞を保護する効果を発揮しやすくなるのではと考えられます。日中は紫外線や活動によって体内の酸化が進むため、アロニアに含まれる抗酸化成分が役立つ時間帯としておすすめしたいです。

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