著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

犬の「涙やけ」は人間にも起こる…涙が排出されない涙流症

公開日: 更新日:

 そして、次のまばたきで新しい涙が分泌されると同時に、古い涙は「涙点」という小さな穴から排出される仕組みになっています。涙点は、目頭の上下にある小さな点です。あっかんべーをするように下まぶたを少しめくると、ご自身でも確認することができます。

 では、この涙点を通った涙はどこへ行くのでしょうか。涙点の下には「涙小管」という細い管があり、涙はこの管を通って「涙嚢」という袋にたまります。たまった涙は「鼻涙管」という管を通って鼻へと流れ、最終的には喉に流れていきます。

 目薬をさした時に、「苦い」と感じることがありませんか? それは、目薬が涙と同じこの経路を通って喉に流れ込んでいるためなのです。

 涙がどのように作られ、排出されるかの仕組みについてご理解いただけたかと思います。次回は、なぜこの涙の排出がうまくいかなくなり、流涙症になってしまうのか、その原因について詳しくお話しします。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲