著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

猛暑と心臓死…血液の拍出量が2倍以上になることもある

公開日: 更新日:

 反対に、寒いときは皮膚の血流を抑えて熱が逃げないようにします。

 暑いときには心臓は皮膚に流す血液の増加分で、より多くの仕事を余儀なくされます。自動車もエアコンを効かせすぎるとエンジンに負担がかかるのと同じです。

 普段ですと1分間で3リットル程度の心臓からの血液の拍出が、2倍以上になることもあります。それだけ心臓が多くの仕事をしなければならない状態に陥るのです。

 脈拍も140以上に上昇し、心臓のパワーに余裕のない人では血圧が保てなくなり、そのまま心臓がぶるぶる震える「心室細動」が起こり、死亡してしまいます。

 こういったふうに心臓がアップアップで最悪の事態に陥るその前に前段階として「心房細動」が必ずあると私は考えています。

 まあ、暑すぎても寒すぎても人間の体は負担を感じます。当たり前です。しかし、気温が上がったからといって、誰もが指をくわえて「なんだか暑いわねぇ……」などとうちわでパタパタあおいでいるだけでしょうか?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?