著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

猛暑と心臓死…血液の拍出量が2倍以上になることもある

公開日: 更新日:

 エアコンがあればつけると思います。しかし、そんな余裕がない世帯、とくに困窮する高齢者世帯ではどうでしょうか?

「エアコンが壊れて新しいのが買えない」「電気代が高すぎる」「とにかくがまんする!」──という人もいるのではないでしょうか。

 実際、東京23区内で、今夏(6~7月)の熱中症で屋内で見つかった死者54人のうち、43人はエアコンの不使用や故障、未設置だったそうです。

 人を殺しているのは、猛暑というより、格差ではないでしょうか。つまり冒頭の報告書は「格差が広がっている」という実態を表していると読み解くべきです。

 ところで「老人は暑くても暑いと感じない!」という解説もありますが、本当でしょうか。私の周りの高齢者は、暑い時は「暑い」と感じています。こんなアホな解釈は、権力の「国体の維持」に加担している「刷り込みニセ情報」の疑いさえありそうです。

「失われた30年は、日本列島を貧困で充満させました。貧困で暑さ寒さに対処できない、それで人がバタバタ死んでいく。消費税を上げ続けた自民党のせいですよ!」と、れいわ新選組山本太郎さんあたりに糾弾してもらいたいものです。

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