「筋肉革命95」による筋肉増進で医療費を削減できるのはなぜか
■筋肉、骨、脳を維持した病気予防が健康寿命延伸の基盤
筋肉を保った体は、骨機能と脳機能を維持することができます。その結果、糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満を改善し予防に直結します。また、全身の骨が強化されることで骨粗しょう症、変形性関節症、変形性脊椎症を予防します。とくに下半身の筋肉強化によって転倒を防げるため、寝たきりにつながる骨折や高齢虚弱を避けることができます。筋肉と体力を維持すれば、自由に活動できるので社会的孤立を招くことがなくなり、それが脳萎縮の進行を抑制し、認知症の予防になります。筋肉革命の酒向メソッドの実践で、筋肉、骨、脳の「脳筋連関」を促進し、健康寿命を延ばして95歳で非介護を実現できるのです。
酒向メソッドによる体づくりは、ウオーミングアップ、ストレッチ訓練、筋力トレーニング、クールダウンの4段階で構成されています。それを連続して50分間かけて行うため有酸素運動となり、耐久性も向上します。それぞれの詳しい方法は「筋肉革命95」を参照していただければと思いますが、ひとつ大事なポイントは「楽して予防はできない」ということです。認知症をはじめとしたさまざまな病気、それによる要介護状態を防ぐには、先ほど触れた運動、とりわけ筋力トレーニングが欠かせないのです。


















