著者のコラム一覧
栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

(1)健康診断の検査値を見直しなさい…ALT20~30は「脂肪肝疑い」

公開日: 更新日:

 おなじみの検査値が「ALT(GPT)」がキーとなります。ALTは肝細胞内に含まれる酵素で、脂肪肝などの肝障害があると血液中にあふれ出ます。ALTの基準値は10~30IU/lとされていて、日本肝臓学会は2023年「ALTが30を超えたら、かかりつけ医を受診してほしい」という提案を盛り込んだ宣言(奈良宣言)を発表しています。

■10年後には糖尿病を招く

 お手元の健康診断の結果表を見直してみてください。ALTがすでに「30超え」になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 もっとも私は、学会よりも基準ラインを低く設定していて、ALT5~15IU/lを「理想値」とし、ALTが20~30の場合は、「隠れ脂肪肝の疑い」としています。つまり、ALTが学会基準値の30以下であったとしても、20以上であれば決して安心できるような状態ではないということ。ALTが20を超えていたら、すでに「隠れ脂肪肝」であり、もう脂肪肝に片足を突っ込んでいると思っておくほうがいいでしょう。

「隠れ脂肪肝」を見逃したり放っておいたりしてはいけません。30代になると、筋肉量が少しずつ減り始め、新陳代謝が落ち始めて、糖質などが筋肉で消費されづらくなります。すると、過剰摂取であふれた糖が脂肪に変換されて、肝臓に沈着、脂肪肝が発生します。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    ドジャース西地区5連覇に29球団から怨嗟の声 「カネもアタマもあってズルまでしてりゃ勝って当然」

  3. 3

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  4. 4

    尾野真千子がNHK朝ドラ返り咲き! 沖縄と東京を行き来する「女優」と「女将」二刀流ワンダフルライフ

  5. 5

    ドジャースは“大谷抜きポストシーズン”を想定か…指定席「1番・DH」に21歳デポーラ

  1. 6

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  2. 7

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  3. 8

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  4. 9

    日本ハム新庄監督がソフトバンク3連覇の“MVP” 挑発ことごとく空回りで5勝18敗2分け、最後までVアシスト

  5. 10

    クレイジーケンバンド横山剣さん「年に関係なく、カッコいいものはカッコいいって思いますね」