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栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

脂肪肝でも大丈夫…診療経験40年超の私がすすめる意外なお菓子

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 どんな取り方をすれば効率よく健康効果を引き出せるのでしょうか。

 高カカオチョコは、「1枚5グラムずつ」で分包されていることが多いのですが、この「1枚5グラム」を朝昼晩の食事の前に食べ、できれば食間にも食べる取り方を推奨しています。

 つまり、「朝食・昼食・夕食の前に各1枚」「各食間に1枚ずつ」計25グラムを5回に分けて食べるわけです。仕事が忙しいときなどは「食間の2回分」は省略して、1日3回、計15グラムにしても構いません。

「いっぺんに取ればいいじゃないか」と思われるかもしれません。ところが、高カカオチョコの効果が続くのは2~3時間程度であり、長時間は持続しません。効率よく効果を上げるためにも、3~5回に小分けして食べるほうがいいのです。

 最近、西アフリカなどカカオ豆の原産国で深刻な不作が続き、カカオの価格が世界的に高騰しています。そのせいで、高カカオチョコレートの値段も以前よりだいぶ上がってきてしまいました。もっとも、脂肪肝や糖尿病肥満を撃退する効果の大きさを考えれば、安い出費と考えたいものです。

 最近、「セルフメディケーション」という表現がされるようになりました。その基本的な考え方は「自分の健康は自分で守ろう」ということ。病気を予防・改善するのはみなさまです。高カカオチョコレートはその強力な味方になってくれることと信じています。=つづく

【連載】名医が指南 100年元気な肝臓の作り方

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