肺がんの「ROS1融合遺伝子」陽性に新薬登場…着目すべき3つの強みとは? 専門医が解説

公開日: 更新日:

 冒頭の新薬は、遺伝子検査で「ROS1融合遺伝子」が確認された場合に検討される。

「ROS1という遺伝子と、パートナー遺伝子が結び付き、ROS1融合遺伝子になります。ROS1遺伝子には細胞の増殖や生存に関わるスイッチを入れる役割がありますが、ROS1“融合”遺伝子になると、細胞の増殖スイッチが常に入った状態になり、がん細胞が増殖し続けます。新薬は、ROS1融合遺伝子を持つタンパク質の活性を阻害し、がん細胞の増殖を抑えます」

 新薬のようにROS1融合遺伝子の働きを抑える薬を、ROS1阻害薬と呼ぶ。ROS1阻害薬はすでに3種類承認されており、今回の薬を含めて、4種類が出揃ったことになる。

■速やかな遺伝子検査が必須

 新薬の着目点は主に3つある。

「1つ目は、『無増悪生存期間』が従来の3種類の薬と比べて長いことです。臨床試験では、がんが進行せず安定した状態である無増悪生存期間の中央値が、これまでの薬では1年数カ月、長くて約3年だったのが、新薬は4年近くという結果でした」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  3. 3

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  4. 4

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 5

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  1. 6

    やっぱり副首都法案は「大阪ありき」“クセ強”野党議員の追及に維新まともに答えられずポンコツ露呈

  2. 7

    核議論に「タブーなく」で物議…小泉進次郎防衛相が“覚醒キャラ”で危険発言を連発する狙い

  3. 8

    高市首相が追い込まれ「陳述書」提出で墓穴…中傷動画&サナエトークン両疑惑が蒸し返される大誤算

  4. 9

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  5. 10

    内田有紀の「老眼鏡姿」に称賛の声 次は「グレーヘア」でさらなる進化の予感