治療者1割未満…「睡眠時無呼吸症候群」の放置が心臓病リスクを上げる
心不全は、心不全発症前のステージAとB、発症後のCとDの4段階に分かれる。
ステージAは心臓は悪くはないが、心不全のリスク因子である高血圧や糖尿病などがある段階。ステージBは心筋梗塞などの心臓病を発症した「前心不全」の段階だ。睡眠時無呼吸症候群は心臓に負担をかけ、交感神経の働きを優位にし、高血圧や糖尿病を招く。心筋梗塞や心肥大などの心臓病も起こしやすくするので、心不全のステージA、Bの進行に大いに関係する。
「心不全発症後のステージC以降になると、睡眠時無呼吸症候群が心不全を悪化させます。さらに心不全で体がむくみ、呼吸がしづらくなるので、睡眠時無呼吸症候群も悪化しやすくなります。心不全対策では、少しでも早い睡眠時無呼吸症候群の治療が望ましい」
■CPAPは1日4時間以上の装着が必須
心不全は主に2つのタイプがある。「HFrEF(ヘフレフ)」と「HFpEF(ヘフペフ)」だ。ヘフレフは心機能が低下して心臓の収縮する力が著しく落ちている状態。ヘフペフは心機能は保たれているが、筋肉が厚く硬くなり、心臓が十分に拡張せず血液を取り込みにくくなった状態。そのため、1回あたりに送り出せる血液量が不足し、全身の血流が滞る。


















