名医に聞く「変形性股関節症」手術の最新情報

公開日: 更新日:

 ただ、骨切り手術は技術的に難易度が高く、トレーニングを受けていないとできないため、骨切り手術が可能でも人工股関節を勧められるケースが多くはないとはいえある──ということは頭の片隅に置いておこう。

 人工股関節置換術は、かつては「最終手段」と考えられていたが、その時代は終わった。2000年代に入り、人工股関節の素材が摩耗しにくいものに改良され、耐用性が飛躍的に向上したからだ。20年でも90%以上が再手術なしに過ごせるようになっている。

■術後の脱臼リスクを下げるために知っておくべきこと

 では、再手術なしの割合を100%に近づけるには、何が課題か?

「日本人工関節学会の23年度症例統計では、再手術3319関節の原因のうち、飛び抜けて多いのが脱臼です。人工股関節手術の残された課題が脱臼なのです」

 脱臼に関連する因子は、大きく3つに分けられる。患者に関連する因子(高齢、女性肥満、脊椎疾患、関節リウマチなど)、人工股関節に関連する因子、手技に関連する因子(外科医や施設の経験値、人工股関節の設置精度、手術のアプローチなど)だ。現在、さまざまな対策が講じられている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  2. 2

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  3. 3

    ドジャースは“大谷抜きポストシーズン”を想定か…指定席「1番・DH」に21歳デポーラ

  4. 4

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  5. 5

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  1. 6

    米長期金利ついに5%突破…いよいよ懸念される「アメリカ発の世界不況」

  2. 7

    巨人は逆転Vでも橋上監督代行の昇格「まずない」…阪神超え勝率でもこだわる“時代遅れの純血主義”

  3. 8

    『レボリューション』ではニッキー・ホプキンスのエレピソロに耳を澄ませてほしい

  4. 9

    阪神vs巨人《超低レベル》デッドヒートの行方と、虎V確率「80%」の根拠

  5. 10

    共産・田村智子氏の涙は「感情的」と批判続出、高市首相の涙演説はスルー…女性政治家の「涙」奇妙なダブスタ