親の抱き方が赤ちゃんの股関節を壊す…育て方で50年後のリスクが変わる
赤ちゃんは寝ている時、自然と下肢を曲げ、両膝と両股関節がM字形になっている。M字形が妨げられると、股関節の発育が悪くなり、寛骨臼形成不全となり、脱臼リスクが高まる。だから予防策として重要なのは「出生直後から赤ちゃんの自然な下肢屈曲を妨げない」こと。これを広く伝える啓発運動が開始されたのは1972年。2022年、九州大学など12病院の共同研究で変形性股関節症の疫学調査を行い、ある統計手法で解析すると、赤ちゃんの時に啓発運動が行われていた73年以降出生の集団は、72年以前の出生の集団と比べて、50年後の変形性股関節症の重度亜脱臼は5分の1まで減少していた。
「発育性股関節形成不全を予防するには、全ての赤ちゃんに対して、生まれた直後から両下肢のM字形を妨げないことです。特に出生時から生後3カ月くらいまでが、股関節を正常に発育させるために非常に重要となります」(信濃医療福祉センター理事長で、発育性股関節形成不全の検診・治療に長年取り組む朝貝芳美医師)
主なポイントは3つある。
■オムツ・おくるみ


















