がん遺伝子検査について知る(2)早くに受けられれば生存期間が延びる可能性

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 具体的には、手術、抗がん剤、放射線といった標準治療を一通り行い、次の手が尽きてきた段階、つまり治療の後半から終盤が原則的なタイミングとなる。

「治療の最後の手段として有用な検査」という位置付けにあるのが、がん遺伝子パネル検査なのだ。ここが現在、議論されている課題となる。

「標準治療が終わった段階というのは、『標準治療で効果が見られなかった段階』を意味しています。患者さんの体力がかなり低下しているケースは少なくなく、検査結果が出るまでには1~2カ月ほどかかるため、その間に病状が進行してしまうこともあります。がん遺伝子パネル検査で推奨する薬や治験が見つかっても、体力や病状的に新たな治療を始めることが難しい、または治験の条件に合わない、となりかねません。厚労省の『第12回がんゲノム医療中核拠点病院等連絡会議資料』では、がん遺伝子パネル検査の結果に基づく推奨治療を受けた症例は8.2%にとどまっています」

 米国など諸外国では、がん遺伝子パネル検査の実施タイミングを「標準治療終了後」と制限していない。進行・転移がんと診断された時点で実施することが標準的だ。

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