がん遺伝子検査について知る(2)早くに受けられれば生存期間が延びる可能性

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がん遺伝子パネル検査を早く実施することで、標準治療が効果不十分と判断した時点で速やかに推奨治療へ移行できます。FIRST-Dxスタディでは、研究に参加した患者さんの治療経過を3年間観察するフォローアップ研究を実施しており、推奨治療の無増悪生存期間(※)は、それ以外の治療より良好との結果が出ています。標準治療後、2次治療として推奨治療を受けた人は増悪リスクが59%減少し、全体の死亡リスクは41%減少しました」

 早期のがん遺伝子パネル検査は、適切なタイミングで効果の期待できる治療に到達できる可能性が高くなり、生存期間に良い効果をもたらす可能性もある──。「FIRST-Dxスタディ」でそれが示された形だ。

 がん遺伝子パネル検査は、患者が求めるタイミングで自由診療で受けるという手段もあるが、かなりの金額がかかる。今後の議論次第では、近い将来、がん遺伝子パネル検査のタイミングが変わるかもしれない。動向に着目したい。

※無増悪生存期間とは、治療開始から、最初にがんの進行や死亡が確認されるまでの期間のこと

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