がん遺伝子検査について知る(2)早くに受けられれば生存期間が延びる可能性

公開日: 更新日:

がん遺伝子パネル検査を早く実施することで、標準治療が効果不十分と判断した時点で速やかに推奨治療へ移行できます。FIRST-Dxスタディでは、研究に参加した患者さんの治療経過を3年間観察するフォローアップ研究を実施しており、推奨治療の無増悪生存期間(※)は、それ以外の治療より良好との結果が出ています。標準治療後、2次治療として推奨治療を受けた人は増悪リスクが59%減少し、全体の死亡リスクは41%減少しました」

 早期のがん遺伝子パネル検査は、適切なタイミングで効果の期待できる治療に到達できる可能性が高くなり、生存期間に良い効果をもたらす可能性もある──。「FIRST-Dxスタディ」でそれが示された形だ。

 がん遺伝子パネル検査は、患者が求めるタイミングで自由診療で受けるという手段もあるが、かなりの金額がかかる。今後の議論次第では、近い将来、がん遺伝子パネル検査のタイミングが変わるかもしれない。動向に着目したい。

※無増悪生存期間とは、治療開始から、最初にがんの進行や死亡が確認されるまでの期間のこと

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離