子宮頸がん「HPV」ワクチンは男の子にも打たせるべきか…親も知っておきたい

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 男女ともに、接種は9歳から。男性は4価もしくは9価のどちらかを選ぶことができる。これらのワクチンで予防が期待できる病気は、男性の場合、肛門がんと尖圭コンジローマだ。

 HPVは、男女ともに見られる中咽頭がん、男性の陰茎がんの発生にも関連していると前述した。特に世界中で増加している中咽頭がんは、HPVが患者の85~90%で検出されることがわかっている。喉の奥にできるがんで、50~60代の男性に多く、術後は嚥下障害、誤嚥が起こりやすい。そもそも症状に乏しく、発見が遅れがちながんでもある。4価や9価ワクチン接種で予防できればいいのだが、それは期待できないのか?

「日本で薬事承認を得るには、ワクチンで中咽頭がんや陰茎がんを予防できるというエビデンスを示さなくてはなりません。しかし中咽頭がんや陰茎がんは病気の性質上、エビデンスを示しにくいのです」

 子宮頚がんの場合、前がん病変という中間段階が存在するので、臨床試験では「がんが発症したか」を何十年も待たなくても、「前がん病変を予防できたか」を数年で測定できる。

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