「貧血」は認知症のリスクを60%アップさせる…脳の酸欠が関係?
なぜこうしたことが起きるのでしょうか。ひとつの仮説は「脳の酸欠」です。貧血になると酸素を運ぶ力が低下し、脳に十分な酸素が届かなくなります。その結果、神経細胞へのダメージが蓄積すると考えられています。
興味深いことに、この影響は女性より男性で強く見られました。男性の高齢者の貧血は、慢性疾患や栄養不足などが背景にあることが多く、より注意が必要です。ここで大切なのは、「軽い異常でも放置しない」ことです。貧血は自覚症状が乏しく、「年のせい」で片付けられがちですが、栄養不足や消化管出血など、見逃せない原因が隠れているケースもあります。
認知症は発症してからの治療が難しい一方、貧血は改善可能です。健診の数値を確認し、必要に応じて食事や受診を見直すことが重要なのです。



















