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仲間達也医師・日本ボクシング連盟会長

 東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長、下肢救済センター・センター長。高校時代、ボクシングでインターハイに出場。得意は左フック。宮崎大学医学部卒。医師と日本ボクシング連盟会長の二刀流として365日稼働中。リングドクターの経験も豊富。

動悸は夏の疲れ? 見逃してはいけない「心房細動」の兆候

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 もうひとつ警戒したいのが脳梗塞です。心房が細かく震えて十分に収縮しなくなると、心房の中で血液がよどみ、血栓ができやすくなります。血栓が血流に乗って脳へ運ばれ、脳の血管を詰まらせると脳梗塞を起こします。このタイプの脳梗塞は「心原性脳塞栓症」と呼ばれ、比較的大きな血管が詰まって重症化することがあります。心原性脳塞栓症は脳梗塞の2~3割を占めます。命にかかわることもあり、助かっても重い後遺症が残り、介護が必要になるケースもあります。

 とくに注意したいのは、シニア世代で高血圧糖尿病、心不全、脳梗塞などの既往がある人です。

 脳梗塞の危険性が高いと判断された場合には、「抗凝固薬」という血液を固まりにくくする薬で血栓を予防します。

 心房細動を発症した場合は、薬で心拍数を適切に保つ治療や、正常なリズムを維持する治療があります。さらに、カテーテル(細い管)を鼠径部(またの付け根)などから心臓まで入れ、不整脈を起こす異常な電気信号を遮断する「カテーテルアブレーション」も保険診療で行われるようになりました。胸を開く手術とは異なり、体への負担が比較的少ない治療法です。最近の医療機器の進歩により、より容易に、安全に行えるようになりました。比較的早めの治療が予後をよくするというデータもあります。

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