(40)「何かあっても仕方ない」と思える覚悟はありますか?
早速今の状況を報告し、再び担当になってもらえないかお願いすると快く承諾してくれた。「ご自宅で暮らすことになるなら家を見せてもらえますか。その時に詳しいお話をしましょう。明日はいかがですか」。話が早いのもうれしい。
翌日やってきた川石さんは、まず神妙な顔でこう話し始めた。
「ひとり暮らしで一番怖いのは夜なんです。かつてお母さまのような状態の方が夜間に転び、そのまま糞尿にまみれた状態で3日後に見つかったことがありました」
そうなっても「仕方ないと納得できますか」と、覚悟を聞かれているように思えた。「そういうこともあるでしょうね」。理解を示すことで、川石さんは納得したのだろう。そのまま家の内外をじっくり見て回り、転倒リスクを減らす動線作りや改修が必要な場所のアドバイス。利用できる介護サービスの説明をしたあと「早いうちにお母さまの様子を直接見たい」との要望があり、数日後、一緒にサ高住に行くことにした。
おかんはどんな反応をするだろう。



















