新米高騰4000円台後半がザラ…買い取り合戦過熱で入り乱れる思惑
流通現場では昨年と同様に、例年にはない異様な光景が見られている。
「2年連続でコメ不足が続き、業者の倉庫は空っぽになっています。なんとかコメを手に入れたいというモチベーションが強くなっているのです。昨夏は飲食店や小売業者なども田んぼに現れ、『コメを売ってほしい』と直接交渉する動きが見られました。今年は備蓄米の影響もあり動きが沈静化していましたが、猛暑で収量減少への不安が広がり、再び水面下で動き出す人が増えているようです」(集荷業界関係者)
大手資本の動きも、新米価格に影響しているという。
「大手商社がコメを確保したい販売業者の要請を受け、資金力で買い付けに走りました。その買値が基準になってしまい、相場が高値に引っ張られています」(コメ流通評論家・常本泰志氏)
業界には「これ以上高騰するとコメ離れが進んでしまう」と懸念する声が少なくない。適正価格の落としどころは、どこにあるのか。