総裁選後見据え“外野争い”が激化…「進次郎首相」誕生心待ちの維新に公明は恨み骨髄

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■手土産は選挙協力

「参院選で公約の2本柱に掲げた社会保障改革と副首都構想の実現可能性を高めるためには、なりふり構っていられない。選挙区調整も視野に入れていて、宙に浮いた選挙区の自民党への“返還”も俎上に載っているほど。集団離党トリオの守島正代議士の地元は大阪2区。本人は地方議員への出戻りを考えているようなので、刺客を立てずにやり過ごす手もある。前職だった自民党候補を破った西日本選出議員の中にも、離党予備軍がチラホラいる」(維新関係者)

 維新は昨秋の衆院選で議席を減らしたものの、本拠地の大阪では全19選挙区で勝利。大阪はほぼ根絶やしにされた自民にとって、連立拡大で過半数割れを脱する上、選挙で戦いやすくなれば願ったりかなったりだ。

 この展開に面白くないのが、四半世紀にわたって自民と組む公明だ。維新が「一丁目一番地」としてきた大阪都構想に協力する見返りに長いこと選挙区調整をしてきたが、衆院選では解消。結果、前職を含む4人が落選し、歴史的経緯から掲げてきた「常勝関西」の看板を下ろす羽目になった。

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