“甲子園やくざ監督”と青学陸上部・原晋監督との意外な仲

公開日: 更新日:

 青山学院大陸上部の原晋監督(49)。大学駅伝界をリードし、陸上界の改革のために「出過ぎた杭は打たれない」をモットーに大胆提言を行っている。島根・開星高野球部元監督の野々村直通氏(64)。10年センバツで21世紀枠出場校に負けて「末代までの恥」「腹を切って死にたい」と話して物議をかもし、翌日の謝罪会見にド派手な服装で現れて騒ぎを大きくした。この2人には「弱小チームを強くして全国で勝負した」「旧態依然とした組織を良くするために声を上げた」「何を言われてもブレずに信念を貫く」という共通項がある。現在、松江市内でギャラリーを開いている野々村氏を直撃した。

■出雲駅伝前日に酒を酌み交わす

――原監督との出会いを教えて下さい。

広島・府中東高に美術教師として奉職し、野球部監督として79年センバツに出場した。エースで4番だった片岡光宏(79年ドラフト1位で広島入団)が、引退後に宮崎市内で広島風お好み焼き屋『かたおか』をオープン。店にお邪魔した際に『広島出身の原監督にヒイキにしていただいています。今度ぜひ紹介させて下さい』と言われて引き合わせてくれた。原監督の第一印象? 野球界の指導者と違い、立ち居振る舞いがスマートだなぁ~と思ったね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」