コース設定から賞金にまで…全米OP主催のUSGAに不満噴出

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 だが全米オープンはオープン競技でありアマチュアも出場し、プロのためだけに賞金が配分されるというのはおかしいという指摘もある。すでに優勝賞金は225万ドル(約2億4400万円)と高額。さらに放映権料は、全米オープンだけでなく、全米女子オープン、全米シニアオープン、全米アマも含まれる。

 USGAにとって全米オープンが視聴率の稼ぎ頭ではあるが、テレビネットワークが変わって、視聴率が上がったわけでもない。放映権料が巨額になったのも3大ネットワークに対して、新興フォックスがスポーツコンテンツを充実させるために大盤振る舞いをしただけであり、大会が特別高く評価されて上がったわけではないのだ。

 いっぽうUSGAの台所事情は苦しく、昨年度は経常収支が赤字になり、早期退職者を募っている。

 今年の総賞金50万ドルアップも、選手サイドからの要求に泣く泣く応じたという感がある。

 メジャーのコース設定不満から、USGAと選手サイドとの関係が悪くなり、それに便乗して賞金の値上げを要求しだしたとみる関係者もいる。

 かつて名手ベン・ホーガンが「もしマスターズで賞金が出なくても、私は勝つために一生懸命にプレーするだろう」と語ったが、そんなメジャーに対する矜持が、今のプロたちにはないのだろうか?

ゴルフライター・吉川英三郎)

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