ドジャース大谷翔平が“意図せず発揮”するリーダーシップ…圧倒的存在感をベンチやクラブハウスでも放つ
「Fワード連発のカーショーをなだめられるのは大谷だけ」
「前日(21日)のことです。ドジャースは大谷の2ランなどで3点を先制した直後の四回2死から、2つの失策などで3失点。続く五回1死一塁から左中間へのゴロを左翼手が捕球し損なってチーム3つ目の失策を記録、一、三塁となったところで降板を余儀なくされたカーショー(37)が味方の拙守にブチ切れた。帽子を投げつけてFワードを連発、ベンチに座って近寄り難い雰囲気を醸し出していた。何しろドジャースの生え抜きで通算216勝、サイ・ヤング賞3回のレジェンドです。ベンチにいたナインも遠巻きにしていたのですが、そこに、すっと近寄っていって隣に座ったのが大谷。お互いに視線を合わせるわけではないにせよ、ひと言ふた言、会話をしていた。あのカーショーをなだめられるのはチームで大谷くらいでしょう」(前出の特派員)
自分からアドバイスすることはなくても、ナインから相手投手の特徴などを聞かれれば具体的に教えている。捕手のスミス(30)とラッシング(24)らはしばしば、ベンチで大谷に助言を求めているという。
大谷は2023年のWBC決勝の米国戦を前に、「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らはきょう超えるために、トップになるために来たので。きょう一日だけは彼らへの憧れを捨て、勝つことだけ考えていきましょう」と、円陣の中心でナインにゲキを飛ばし、侍ジャパンを世界一に導いた。
いまの大谷は日本代表どころか、昨年はワールドシリーズを制したメジャーでも最強のチームのリーダーとして確固たる地位を築いているようなのだ。
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そんな大谷の存在感、発言力はドジャース内に収まらず、その一言で、今やオリンピックの野球ルールまでも変える勢いだという。いったいどういうことか。どんなルールになりそうなのか。その発言とは。
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