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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

錦織圭と西岡良仁の不調に共通する難題…男子テニスの〈パワー・精度〉は爆発的向上している

公開日: 更新日:

 1990年代前半、松岡修造は不器用な選手だった。コーチのボブ・ブレットは「この高さ(身長186センチ)で勝負できる」と連れ出し、活躍した。当時を支配した米国勢は、サンプラス、クーリエが185センチ、アガシは180センチ、175センチのマイケル・チャンもツアー34勝している。

 その後のフェデラー、ナダルで185センチが理想形となり、ジョコビッチ(190センチ)、マリー(191センチ)から190センチ時代へと、ここまでは日本の技術も通用したのだ。そこから195センチが珍しくなくなり、打点が上方に移動し、ストローク軌道が変化、さらに〈パワー+精度〉が重なった。西岡の長い故障はそこにつながっている……。となれば、これは日本のテニス全般のテーマであり、身長178センチの錦織圭にも通じることになる。

 腰痛で夏をほぼ全休した35歳は、全米に続きデ杯、来週からのジャパンオープンの欠場を余儀なくされている。このままでは昨年積んだ上海やチャレンジャー大会のポイントも消え、秋にはランキング150位前後に下降して大会出場もままならない。

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