「フルサトをつくる」伊藤洋志+pha著

公開日: 更新日:

 都会か田舎かという二者択一を超え、都会に住みながら田舎にもう一つの拠点「フルサト」をつくるという暮らし方の提案書。故郷は自分では選べないが、新しくつくるフルサトは自分で好きな場所を選べるのが最大の利点。

 著者の2人は、友人らと借りた和歌山県の熊野の一軒家を改修してシェアハウスとして利用している。実は、地方では多くの空き家があっても、貸し出されていないのが現実。その原因を分析しながら、場所の探し方や家の借り方、そして家のつくり方などを具体的にアドバイス。フルサトをつくるとは、災害時などに協力できる人がいる遠くの場所を持つことでもあるという。そうした「つながり」や現地での「仕事」のつくり方まで。新しい田舎暮らしのススメ。

 (筑摩書房 740円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?