背が縮むと死期早く 「50歳以上で2cm以上が危険」の根拠

公開日: 更新日:

 背が縮んだら死期が早まる─―。「高齢になって身長が2センチ以上縮むと、死亡率が約2倍アップする」という産業医科大学の調査結果がある。骨粗鬆症学会役員で虎の門病院内分泌センター部長を務める竹内靖博医師と、循環器専門医で「井上医院」(水戸市)院長の井上幸一氏に、それぞれ詳しく聞いた。

 背が縮む原因は、大きく2つある。どちらも「背骨の異変」からくるものだ。そのまま放置すれば、体の衰弱を招き、最終的には死期を早めることになるという。

 1つ目は、背骨の湾曲が進んで姿勢が悪化するケースだ。

「加齢によって、骨や筋肉、関節の機能が低下すると体を支えることが難しくなり、背骨の湾曲が進みます。すると筋肉の萎縮が進んで、動くだけで疲労を感じ、動く意欲を失って、さらに筋肉が萎縮する。その悪循環の結果、体の新陳代謝は低下して内臓の代謝も落ち、食欲不振、栄養不足になってしまいます。体は急速に衰弱して免疫力や抵抗力も下がり、健康体ではかからないような病気になる場合もある。中でも、高齢者の死因第1位の肺炎になってしまう人が多い」(井上院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状