著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

胃がん<2>腹腔鏡の胃全摘 ステージIで"容認”されているが…

公開日: 更新日:

 ステージと手術の関係は、細部で多少の違いがあるものの、2001年の初版ガイドラインから現在まで、基本的には変わっていません。もちろんこの間にも、内視鏡や手術器具などの改良が続けられていますから、手術の精度や安全性はかなり上がっているはずです。

 18年版では、腹腔鏡を使ったステージⅠの胃の全摘は「考慮してもよいが、十分な科学的根拠はない」と書かれています。これは腹腔鏡と開腹のランダム化比較試験が行われていないためです。しかし健康保険ではすでに腹腔鏡による胃全摘まで認められており、実際には、ある程度普及しています。

 統計によれば、15年における胃がんの新規患者は約12万9000人。同年に行われた胃がん手術は約10万6000件で、そのうち約5万2000件が内視鏡手術でした。

 胃がん患者の40%はごく早期で見つかっているというわけです。また、腹腔鏡手術は約2万1000件。そのうち胃全摘は約3300件ありました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ