歯周病が原因?6つの病気と予防法 早い人は生後6カ月から

公開日: 更新日:

 動脈硬化症や大動脈瘤罹患者の細胞を検査すると、数多くの歯周病関連菌(Pg菌=ポルフィロモナス・ジンジバリス)が検出されている。

 身近な例をもうひとつ挙げれば、歯の治療で第3の治療法といわれる「インプラント」に付着する歯周病原菌だ。これは、最近問題視されてきた。      顎の骨の中で、歯のない部位にインプラントを埋め込み、そこに土台(アバットメント)と、上部構造といわれる上物をつけるのがインプラントの典型的な治療である。

「しかし、歯周病原菌は歯や歯肉に限らず、チタン合金からなるインプラントにも付着することがあります。こうなると、メンテナンスが少し厄介になり、最悪の場合、インプラント自体が使えなくなるケースもあります。詳細はまだ不明ですが、歯周病原菌と誤嚥肺炎の関係が浮上しています。罹患者の肺から、『嫌気性グラム陰性桿菌』という歯周病原菌が高い頻度で見つかっているからです」

■新型コロナの重症化も防ぐ可能性

 目下、世界中を震撼させている新型コロナウイルスに感染し、多くの人が肺炎で命を落としている。口の中(口腔内)をきれいにすることで、新型コロナウイルスの重症化を防ぐことができるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?