正月休み明けの「疲れ目」解消法…目の周りの筋肉の凝りが原因

公開日: 更新日:

「私たちがモノを見るときは、カメラのレンズのような働きをする水晶体の厚さを調整してピントを合わせます。この調整に関わっているのが毛様体筋で、近くを見るときは毛様体筋を収縮(緊張)させて水晶体を膨らませ、遠くを見るときは毛様体筋を緩めて水晶体を薄くしてピントを合わせます。年末年始のお休みの期間をドラマ観賞やゲームばかりに費やし、目を酷使した人は、毛様体筋を含め、目の周りの多くの筋肉を緊張させていたわけで、できるだけ毛様体筋を緩めることが大切です」

 ならば、眼球を寄せたり、回したり、上下左右に動かしたりするのはどうか?

「高齢者や目に障害がある人、自分は問題ないと思っているものの実際は目に問題がある人にとっては、それが負担になり網膜剥離につながるケースもあります。私はおすすめはしません」

 むしろ蒸しタオルやホットアイマスクで目の周りを温める方がよい、と清澤院長は言う。

「目を開けたり閉じたりする眼輪筋などを温めることで血行が良くなり筋肉の緊張がほぐれます。しかも、まつ毛の生え際の内側にあるマイボーム腺を温めれば脂分の分泌がスムーズになり、ドライアイを防ぐことにもつながります。アイシャンプーの併用もおすすめします。ただし、目を酷使して目が充血し痛みが出るときは、目に通常より多くの血液が流れ込み血管が拡張してその周りの神経を刺激している。ですから、冷たいタオルで冷やして血管を収縮させてもよいでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景