カリウムの取りすぎに要注意! 野菜、果物、豆…「体にいいもの」を食べているのにナゼ

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「そして心筋(心臓の筋肉)の痺れである致死的な不整脈が起こります」

 救急搬送されてきたある患者は、カリウムが9.8という高値に達し、心電図では脈拍の間がどんどん開き、「このままいけば数十分持たずに心停止」という状態。急ぎ透析治療でカリウムを抜き、助かった。

 カリウムは尿や便とともに排出される。つまりカリウムの血中濃度の上昇は、排出能力の低下と摂取量の増加が関係して起こる。慢性腎臓病(CKD)による腎機能低下(排泄能力低下)、排泄能力が低下する薬剤の服用、食品やサプリメントによるカリウムの取り過ぎ(摂取量の増加)が主な原因だ。

 問題は、カリウムをどれくらい摂取しているか、把握しづらいこと。

「一般的な食品表示には、カリウムの含有量は書かれていません」

 また、カリウムは味がない。体にいいと思われている野菜や果物、芋、豆類、海藻類、納豆、緑茶に豊富で、肉や魚にも多い。知らないうちにたくさん摂取している可能性がある。

「カリウムの血中濃度はルーティンでは測定しません。意識していないと、自分のカリウムの血中濃度を知るチャンスはほぼ生まれません」

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