東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。
その5年が経過して、OKと言われた時の解放感は、その患者さんしか分からないでしょう。ある患者さんは、「先生、雲ひとつない、晴れた大草原にいる気持ちです」と話されたことがありました。進行した、たくさんのがん患者さんをみとらせていただいてきた私にも、その気持ちがとてもよく分かる気がします。 いまや、免疫チェックポイント阻害薬でがんが消えた場合、何回治療を繰り返せばよいのかについて検討されています。
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