正月明けに急増する! 脂肪肝が気になる人は「FIB-4 index」の利用を

公開日: 更新日:

「NAFLDの患者数は推定1000万人以上といわれ、その80~90%は病態が進行することが比較的少ない『非アルコール性脂肪肝(NAFL)』で、残り10~20%は肝硬変や肝がんに進行することのある『非アルコール性脂肪肝炎(NASH)』といわれています。かつては肝硬変や肝がんに移行する脂肪肝はお酒好きの病気のイメージがありましたが、いまはお酒を飲まない人の脅威にもなっているのです」

 問題は、NAFLからNASHに移行するケースも少なくなく、自分がNAFLなのか、NASHなのかを明確に知るのが難しいことだ。

「しかも、NAFLやNASHは必ずしも肥満や生活習慣に問題がある人だけがなるわけではありません。実際、日本ではこれらの病態の総称であるNAFLDの約2割は肥満でないとの推計があります。また、日本人は肝臓の細胞の中で脂肪の分解に大きな影響を持つPNPLA3と呼ばれる遺伝子の働きが弱い人が欧米人よりも3割多い。そのことが欧米人に比べて日本人に肝硬変や肝がんが多くなる理由のひとつだと考えられています」

■肝臓の線維化の進行を評価

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"