著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【金針菜】「血」を増やす効果が高く、ふらつきの改善に効果的

公開日: 更新日:

 そして、血は脳の滋養にも欠かせません。血が不足して脳に栄養が行き届かないとふらつき、めまい、立ちくらみといった不調を引き起こしやすくなるのです。そのうえ、脳の栄養不足は認知能力の低下を引き起こします。「脳トレ」のためにも血は重要なのです。

 しっかり血を補うためにおすすめなのが「金針菜(きんしんさい)」。ユリ科のホンカンゾウやヤブカンゾウなどのつぼみで、日本ではあまりなじみがありませんが、中華料理によく使われる食材です。中華食材店などで入手できるのでぜひ、利用してみましょう。

 血を増やす効果がバツグンに高く、頭のふらつき、めまいの改善に効果的。また、栄養学的にも鉄分がホウレンソウの約20倍と豊富に含まれているという貧血改善に優れたパワーがあります。

 また、金針菜は薬膳において精神安定に威力を発揮する食材としても多用されています。その別名は「忘憂草」。落ち込み、うつ、不眠に高い効果があるのです。身体にこもった熱を冷ます作用があるので、夏バテにもよく、むくみ、耳鳴りの改善にも役立ちます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景