連休中に注意したい「4つの健康リスク」…楽しさで気が緩みがち

公開日: 更新日:

ペットボトル症候群にも注意

 熱中症対策として水分補給は重要だが、「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性糖尿病にも注意が必要だという。

 スポーツドリンクや清涼飲料水を大量に摂取すると、血糖値の急激な変動が生じ、著しい高血糖を引き起こすことがある。

「糖分の過剰摂取が続くと、インスリンの作用が低下し、脂肪を分解してエネルギーを作り始めます。その際に発生するケトン体が増えすぎると、血液が酸性に傾く『ケトアシドーシス』となり、意識障害を引き起こすこともあります」

 また、連休中は普段と生活リズムが異なるため、インスリン注射や大事な内服を忘れたりしやすい。

 とくにインスリン注射の打ち忘れや注射時間の遅れは、血糖コントロールを乱し、良好なコントロールが難しくなる。

「高齢の糖尿病患者がいる場合は、周囲が気を配る必要がある」と辛院長は言う。

 糖尿病患者や予備群の人は、連休中の生活リズムを意識し、食事運動・水分補給を適切に行うことが大切。連休明けに体調不良を招かないよう、健康的な過ごし方を心がけることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった