【ハモ】体内の余分な水分を排出する働きで低気圧頭痛を改善
中医学において低気圧による頭痛は、水分代謝に異常が生じている状況と考えます。体内の「水」の巡りが悪く、低気圧の影響を受けやすいために頭痛が起きるのです。とくに、もともと身体に水分を溜め込みがちな「水滞タイプ」は低気圧頭痛が起きやすい傾向があります。
水滞タイプは普段からむくみやすく、身体や手足が重だるい、頭がどんよりと重たかったり、過剰な水分が消化・吸収能力を低下させるため、胃もたれ、吐き気、めまいといったトラブルが多いのも特徴。新陳代謝が悪く、余分な水分ばかりか脂肪も溜め込みやすく、いわゆる「水太り」しがちです。また、湿気が原因になる「夏風邪」をひきやすい特徴もあります。
改善のためには、水分代謝をアップしする食材を取り入れることが大切です。
おすすめは、夏から秋にかけて旬を迎える「ハモ」。体内の余分な水分を排出する優れた働きがあるのです。湿気を払い、低気圧頭痛の改善に役立ちます。また、滋養強壮にもよく、食欲不振にもよい魚。残暑を乗り切るためにもおすすめです。そのほか、神経痛、手足のしびれ改善にも効果があります。