正月の食べ疲れに潜む「うつリスク」 ただの休みボケではないかも…
KDとは、炭水化物を極端に制限して脂肪を主なエネルギー源とする食事法のこと。
通常、脳はブドウ糖をエネルギー源にしている。しかし、糖質を制限すると体は脂肪を分解してケトン体という物質を作る。これが脳の代替エネルギーとなる状態をケトーシスと呼ぶ。ケトン体は神経の興奮を抑え、発作を減らす効果がある。そのため、1920年代に難治性てんかんの治療として開発された。
近年はダイエット法として知られているが、脳の代謝を整える効果に再注目されているという。
「脳内では、エネルギー不足や酸化ストレス、慢性炎症がうつ病や認知症の発症と関係していることがわかっています。KDは、これらに関わるミトコンドリア=細胞の発電所の働きを高め、炎症を抑え、神経伝達を安定化させると考えられています」(辛院長)
ただし、本来のKDは医療管理下で行うべき治療法で、低血糖や倦怠感、便秘などの副作用もある。糖尿病や心疾患のある人は自己流で始めるのは危険だ。
また、腸内環境を整えるために、発酵食品や食物繊維を意識的に取ることも推奨されている。納豆や味噌、ヨーグルト、キムチなどの発酵食品は腸内の善玉菌を増やし、精神の安定に寄与する。


















