(1)長い「弱り始め」をどう過ごすかが大事

公開日: 更新日:

「ピンピンコロリで逝きたい」。これは、男女を問わず多くの人が思い描く理想の最期だろう。寝たきりにならず、誰にも迷惑をかけず、ある日ふっと人生を終える──そんなイメージだ。だが、この言葉には大きな誤解が潜んでいる。

 昨年12月、女性医療専門家・女性泌尿器科医・関口由紀氏の新刊「更年期からの健康寿命の延ばし方 ピンピン楽しく生きてコロリと死のう」が刊行された。更年期後の女性が気をつけるべき健康課題に加え、排尿や性、下半身の不調といった「命に直結しないが、人生の質を大きく左右する変化」を切り口に、女性がピンピンコロリをどう現実的に目指すかをまとめた一冊である。

 私が医療ライターとして本書の執筆に携わり、強く感じたのは、ピンピンコロリは偶然でも、幸運でもないという事実。

 多くの人は「ピンピン」と「コロリ」をひと続きの出来事のように捉えている。しかし現実には、その間に長い“弱り始め”の期間が存在する。以前ほど動けない体、外出がおっくうになる感覚、気力や自信の低下。ここをどう過ごすかでその後の人生は大きく分かれていく。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    Number_i「100億円プロジェクト」始動 矢沢永吉も壁にぶつかった世界進出がいよいよ現実に

  3. 3

    大和ハウスが「新築戸建て住宅」販売を都市圏に集約…もはや地方で売るのが難しくなった背景

  4. 4

    クレイジーケンバンド横山剣さん「五木寛之さんからいただいた歌詞は、すぐにメロディーが思い浮かびました」

  5. 5

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  1. 6

    巨人・戸郷翔征が試合ブチ壊し! 桑田真澄前二軍監督が去り、漂う「万策尽きた感」

  2. 7

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 8

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  4. 9

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  5. 10

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです